義経(YOSITUNE) EX義経(EX-YOSITUNE) ・Q&A・ |
Q・金属の癖はあるのでしょうか? A・義経は金属の癖は発生しません。 理由は、まず金属の癖ですがコレは振動周波数が一定ですので音として出ていると考えられます。 10khzの振動を伝えることが出来る材質はその振動にだけ共振し、他の振動は通さない事になります。 CDに例えれば真鍮を置いた場合真鍮の振動周波数は通り他の周波数は通さないので結果としてCDに跳ね返ると言う現象が起こります。 この振動によって本来の処理する筈の信号が阻害されそれが音となって現れます。 金属に通る振動は非常に狭い周波数ですのでこの傾向が強く、癖として現れやすいと考えられます。 また真鍮やアルミ等、複合する場合でも周波数は変わるものの最初に言ったとおり金属は通す周波数は非常に狭く 結局はチューニングと言う枠からは出ることが出来ません。 また、木等も同じで此方は金属より複雑ですが結局はチューニングです。 ですので余り癖など無いように思われがちですが、決して機器本来の音では有りません。 義経の全ての材質は金属の癖を考慮して選んだ物では無くただ、その部分に取って最適と判断したからです。 義経で重要なのは金属の特性では無く構造です。 例えばスプリングのステンレス系を使用したのはあの素材でしか重量を支えられないからです。 またスプリングの入ったBOXの素材もあの材質でないとボールだけがバネの力で飛んでしまうからです。 ベースの部分は真鍮を使っているのですが、この部分は硬い材質の物(周波数の高い物)なら何でも良かったのです。 その中で振動周波数が高く加工可能で腐食性に強く更に美しい質感の物が真鍮だったのです。 Q・水平バランスが取れなくなる恐れはないでしょうか? A・機器によってはバランスが若干くずれます。 機器自身の重量のバランスが取れている物なら平行は出ますが実際バランスが取れている方が珍しいですね。 義経を使う場合、機器によっては平行がきちっと出ません。 この辺りは機器には問題無い範囲での傾きです。 ですがどうしても気になる場合は重石などを置くか義経をひっくり返して対応していただくしか方法が有りません。 どう言う事かと言いますと、義経自身にも重量があり(700g)ボールの面を下にすれば義経の重量も支えることになります。 ですので沈みの激しいカ所はボールを上に向けて軽くしてやる必要が有ります。 義経のストロークは1.6mmです。 EX義経のストロークは2.3mmです。 ですので傾いてもそれほどの傾きにはなりません。 実際試してみて判断していただければ幸いです。 後、機器が故障すると言う程の傾きでもなく問題が無いと断言できますが絶対平行を出さなくては故障してしまうと言う機器では神経質になって平行を調整してください。 この辺りはご自分で判断していただき調整をしてください。 Iron AAでも現に使用していますが全く問題は有りません。 Q・AD(レコードプレーヤー)についての効果の程は? A・かなりの良い結果になると思います ADは他の機器と全く逆です。つまりADは振動が音です。 針に振動が伝わりそれが音になるのですがこの時ターンテーブルなども含めて針以外の所にも振動が伝わります。 その振動は跳ね返り針に戻ってきます。 これで音がにじみますがこのリターン振動(そう名付けています)はターンテーブルを回すモーターの振動などで変化して針に戻ります。 義経の場合は機器をしっかり支えながら床からの振動と機器自体の振動を全て解放します。吸収するのではなく解放するのです。 勿論、全ての振動周波数を解放します。 ですので、針にはレコード板からの振動以外入らない事になり、レコードに刻まれた音そのものが聞けると思います。 Q・機器の構造により相性などありますか? A・全くありません 義経は機器の構造に左右されません。 振動は決して体で感じる物だけでは有りません。 一見、振動に拘って作られた機器でも機器自ら振動している振動には対応出来ません。 義経は床からの振動と機器自身の振動をも処理します。 ですのでどの様な機器でも解放されます。 Q・足は取りはせないので、そのまま足の下に義経を使い たいと思っているのですが・・・ A・問題はありません 義経を使用するに当たって大事なことは機器と義経の間には何もない事ですが、もとから付いているインシュレーターがはずせない場合はそのままインシュレーターの下に使っていただいて結構です。 只、標準のインシュレーターはそれほど高さは無いのに対して義経の高さが35mmあるので取り外せないインシュレーレーターとは別の場所に設置していただければ問題は無いです。 勿論、そのまま標準のンシュレーターの下にお使いいただいてもOKです。 余談ですが、私の今使っているTP(トランスポート)のインシュレーターは埋め込みタイプでして標準のインシュレーターの下に義経を使用しております。 勿論、満足しています。 また、標準のインシュレーターがスパイク状でその他の所に設置できない場合は、ボードを活用するしかありません。説明すると下から義経(ピンポイント上向き)・ボード・機器とこういう方法でお使いください。 また、ボードは堅い材質(金属など)をお使いください。 この場合はボードの重量も加算されますので推薦重量から外れる恐れがあります。 しかし、EX義経をご使用いただけたら重量級にも対応していますので義経の本領を発揮するでしょう。 また、義経は5点・6点と使っていただいても全く問題はありません。 義経でもっとも重要なのはボールが完全に沈まないようにすることです。 ですので、重量に合わせて義経を増やしていただければ良いことです。 Q・エージングはあるのでしょうか? A・あるようです・・・・ 実際、私も使っているのですが最初に使用したときよりも明らかに変化しています。 また、ご購入されたユーザーさんからも音質が最初の頃よりも変わっているという報告も多々あります。 いや、殆どのユーザーさんが言っておられます。 仮説1 考えられる事は電位などの問題かと思われますが、ハッキリしたことは解りません。 仮説2 エージングでは無く環境の違いでの音質の変化では無いかと考えられます。 義経を使うと使用機器は正確に動作をします。 ですので微妙な環境の違いでも音となって現れるのでは無いかと思うのです。 気温や湿度、又は飛び交っている電波の状況さえも敏感に反応した結果、日により微妙に音質が変化しているのでは無いでしょうか。 機器が正確に作動すると言うことは今まで阻害されていた要因が解消されると言うことなので微妙な環境の変化さえも処理できる余裕が生まれたと言えます。 その為、今まで気付かなかった微妙な音の変化を聴くことが出来ているのでは無いでしょうか。 仮説3 また、金属の”こなれ”では?とユーザーさんから言われた事がありますが、確かに義経の構造を見れば解りますが金属がそれぞれ使用箇所により違います。 内部に接点もあり、異種金属の境目での電気的な調和や物理的な調和が生まれているのかもしれません。 この理論だと時間がたてば更に良い方向に変化すると言うのもうなずけます。 仮説2では日により音質が低下する事も考えられますが、今のところその事例は報告されていません。 仮説1は仮説3と重ねることが出来ます。 このことから仮説3が一番有力では無いかと思っています。 |