| 弁慶スパイク・スパイク義経のレポートを対話型にして解りやすくまとめてみました。 | ||
Q:弁慶スパイクの形状は変わっていますが意味があるのでしょうか? 物理的に最も安定した形状は球なんです。 この球状の物を支える最も良い形状を悩んで考えました。 義経と違うのは安定して支える事を目的とする。 最初は見た目重視で良い物を考えていたのです。 旧モデルはエッジがあり、機器での使用も考慮した場合このエッジが振動の伝達の過程で複雑化されてしまう。 だからエッジをRにするだけにとどめようと。 3次元CAD/CAMでモデリングを行い計算している内に、あること気がついたんですよ。 それが、水滴です。 水滴が落ちかけるあの形状が球と言う安定した形状を支えるのに最も好ましい形状では?と、それが最初でそれから色々計算してその曲線を形状化しました。 弁慶スパイクは使い勝手も考慮されているため天面はある程度の平らがどうしても欲しいので、あのような形になっていますが、傾斜の曲線は重力で引き寄せられている水滴の形状に近づけています。 勿論、機器での使用の場合でも安定した振動の伝達を実現出来るため、理論上非常に優れ形状です。 義経の場合は機器を正確に動作をさせ事だけを考えて1:2の比率で、ジョウロをイメージして制作しています。 義経シリーズは形状から来る理論もありますし、意匠登録の認可が認められましたので登録は済ませております。 余談ですが今回の弁慶スパイクの形状は曲面寸法を開示しないので真似は出来にくいでしょう。 Q:Ni処理の採用の根拠を詳しく教えてください。 弁慶スパイクの本体は加工も困難な材質ですが腐食のしやすいのも難点。 しかし機械的特性もさることながら磁気を自己吸収消滅させる特性があると言われている材質で、電磁場なども吸収消滅させる画期的な素材なのです。 腐食を防止するために表面処理は必ず必要となりますが、クロームやユニクロなどの一般的な表面処理では意味が無く、Niはこの材質の能力を更に引き延ばす利点があるため採用しました。 特にNi単体は電磁場対策に最も有効とされている素材なんです。 本体の材質とNiの相性は切っても切れない関係でもありますし、ロジウムまでは行かないものの、ビッカース硬さ500HV以上と硬質なのも封印理論・開放理論を達成するに十分。 更に薄いフラッシュゴールド色な感じで凄く色も綺麗(見た目はシルバーですが)で美的も良好です。 Q:スパイク義経はミニ義経と言った感じですか? 義経シリーズよりストローク重視にしている所が味噌なんですよ スパイク義経はスピーカーでの使用視野に入れた物ですので少し違いますね。 Q:スピーカーの場合には振動が大きいでしょうから、義経よりもストロークを大きくしないと駄目なのでしょうね。 義経のように高周波の領域まで考える必要が無く動的な振動だけを考えた結果ですね。 義経のような構造は全てに置いて理想的ですが、スピーカーでの使用の場合はコストだけ高くついて結果には繁栄されない、オーバースペックになってしまう。 そう言う点から、ボール&内部のスペーサーを無くしノーズタイプにしました。 当然、機器での使用も義経までは行かない物の、価格を考えれば非常に素晴らしいと思います。 実際、ボディーの形状は機器での使用を目的にスパイク義経の為に解析を行ったんですから。 Q:内部のスプリングの材質は義経と違うのですか? 同等の物です。 特性的にも殆ど同じで材質も同じです。 Q:ノーズ部分のSUS440Cは特殊な処理はしているのでしょうか? はい、SUS440C(受け皿)と同じくSuper-high heat treatment(高熱焼入処理)を施しております。 Q:IronAAさんはスピーカーは剛性重視と唄っていますが、この点については? 現実的に環境を考えた場合、スピーカースタンド「弁慶」のコンセプトでは経済的にも問題が生じます。 本来スピーカーの設置を考えた場合、スピーカーとその接触物だけを考えても殆ど無意味なんです。 よくスピーカーに小さなインシュレーターを付けてあたかも本来のスピーカーの能力を発揮したと言ったような事を耳にしますが、重要なのは全体を見ることなんです。 水面に浮かぶ小舟と同じで小舟の中で色々しているに過ぎません。 Q:床から考えろ、と言うことですね。 そう考えた場合、サスペンションで振動を遮断してしまう方が低コストでそれなりの結果が残せると? はい、そうです。 これも単純には言えませんが。 大音量で鳴らす人達は解ると思いますが床全体が振動板となります。 床に何か重量のある物を置いたりすれば押さえ込む事が可能です。 スタンド弁慶は平均、一台60Kg〜70Kgあります。 これに小型スピーカーを設置するのですから、ほぼ完璧と言えます。 比率的に言えば20Kgのスピーカーなら3倍以上の質量で支えて欲しいですね。 Q:今回のスパイク義経も弁慶を基礎に考えた物なんでしょうか? はい。 今回のサスペンションは、実は弁慶スパイク開発当初から考えていた物なんです。 Q:スパイク義経はどんなスピーカーにもお奨め出来るのですか? ユーザーさんが判断する事ですが、当社としては比較的小型スピーカーで使用して欲しいと思っています。 小型スピーカーを使用されている方の殆どは何らかのスタンドを使用されていると思いますが、弁慶のように支柱だけで支えている物では無く天板の上に設置していると思います。 この天板が振動板となりますし、スタンド自体もさほどの剛性も無く(当社から見れば)歪みが生じたりしています。 つまりスタンドとスピーカーとの関係を遮断する。 こういうことから小型〜中型での使用をお奨めします。 Q:大型はどうなのでしょうか? 大型は自重がありますから出来れば正統派でせめて欲しい。 それにスパイク義経1個辺りの最大荷重が6.5Kg程ですので重量のあるスピーカーでは個数が多くなってしまう。 そんな事から床に振動を伝えたく無いのであればスパイク義経でしょうが、正統派であるしっかりした設置では弁慶スパイクですね。 または弁慶スパイクの大型タイプが質量を考えた場合でもお奨めします。 Q:スピーカーの構造などでは? 縦長(トールボーイ)などはサスペンションはお奨め出来ません。 と言うより使用しないで欲しいですね。 Q:スタンド弁慶について制作の受付予定はありますか? スタンド弁慶でこれ以上は無い、これ以下も無いと思っています。 しかしコストもこれ以上は・・・・・ぐらいになってしまって、同じ同業者からもやりすぎと言われましたよ(笑) 趣味の延長で手がけた物ですから、今後また受注を受け付けるかは何とも言えません・・・。 本音は作りたく無いのです(苦笑) 協力していただいた他の業者(表面処理、鋼材屋)などにも不景気をネタに色々無理を言いましたし。 言ってしまったからには的なものは勿論あります。 現在設計段階に入っている電源筐体もそうなりそうですが・・・ (02/07/01現在) |
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